古物商許可の必要書類である身分証明書を郵送で取る場合に使う小為替とは

古物商許可

添付書類である身分証明書

古物商許可を申請する場合の必要書類の一つに、「身分証明書」があります。

身分証明書は、個人の場合には個人事業主本人と営業所の管理者について、法人の場合には、役員全員と営業所の管理者について、提出が必要です。

この身分証明書とは、運転免許証等とは異なり、禁治産・準禁治産、成年後見の有無、破産の有無を証明する書類を指し、本籍地の市町村役場で発行されます。

遠方の場合の郵送での取り寄せ方はコチラの記事に記載していますので、ご参照ください。では、郵送での取り寄せに必要な小為替とは、どのようなものでしょうか。

定額小為替とは

小為替って何かしら。見たことがないのだけど・・。

確かに、普段目にする機会は少ないかもしれませんね。郵送でお金を払うために使うものです。

通常、現金書留を除き、封筒の中にお金を直接入れて郵送することは認められていません。しかし、遠方の役所から身分証明書を取得する場合には、その発行手数料を支払う必要があります。

これを支払う方法が、「定額小為替」です。だいたい、千円札くらいのサイズです。

定額小為替は、どこで買えるのか

この小為替は、郵便局の窓口で購入することができます。なお、郵便物を受け取れる「ゆうゆう窓口」が土日や夜間も開いている場合がありますが、この窓口で小為替を買うことはできません。

小為替を買うことができるのは、通常平日16時までの、郵便局の窓口が開いている時間のみです。

また、2020年8月現在、コンビニ等での取り扱いはありませんし、郵便局のネットショップでの購入もできません(とても不便です・・)。そのため、小為替を入手するためには、平日日中の郵便局が開いている時間に出向く必要があります。

小為替は、いくらで買えるのか

定額小為替を買うには、券面額のほかに、1枚につき200円の手数料が必要です。例えば、券面額300円の小為替を買うためには300円では足りず、+200円の500円が必要だということです。

なお、以前は手数料は100円だったのですが、値上げして200円となっています。

いくらの小為替を買えば良いか

小為替には、50円、100円、150円、200円、250円、300円、350円、400円、450円、500円、750円、1000円の12種類が存在します。

では、このうちいくらのものを買えば良いのでしょうか。

これは、その役所の身分証明書の発行手数料とピッタリ同じ額のものを購入するようにしてください。例えばその役所の身分証明書発行手数料が300円なのであれば、300円の小為替を購入します(前述の通り、500円かかります)。

身分証明書の発行手数料は150円~400円程度のことが多いですが、役所によって異なりますので、小為替を買いに行く前に、その役所のHPなどで料金を確認しておきましょう。

高めの小為替を入れたら、お釣りは出る?

ここで、「いちいち金額を調べるのも面倒なので、とりあえず1,000円の小為替を買って、多かったらお釣りを返してもらおう」と思う人もいるかもしれませんが、これはお勧めできません。

なぜなら、大半の役所では、小為替のお釣りの発行をしてくれないためです。

例えば発行手数料が300円であるにもかかわらず券面額1,000円の小為替を入れたような場合には、役所から電話がかかってきて、「この1,000円は返すので、300円分の小為替を再送してください」と言われることがほとんどです。

親切な役所ですと、たまたま手元にお釣り分の小為替があれば700円分のお釣りの小為替を返してくれることもあるようですが、このような取り扱いをしてくれるケースは非常に稀だと考えた方が良いでしょう(発行手数料もかかりますから・・)。

二度手間にならないためにも、やはり最初からピッタリの額を送るようにされることをお勧めします。

弊所では、これらの書類の取り寄せ代行を含む、古物商許可申請のサポートを行っております。詳細はコチラからご覧くださいませ。

まとめ

この記事を書いたなごみ行政書士事務所では、全国対応で古物商許可申請をサポートしております。行政書士が書類を整えることで、スムーズな許可申請が可能となります。

古物商許可でお困りの際には、ぜひ当事務所へのご依頼をご検討ください。

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